老猫に急にフケが出るようになったら、どうしたらいいでしょうか?
今までなんでもなかった場合は特に心配ですよね。老猫のフケの原因として考えられるのは、老化や猫自身のケア不足、部屋の乾燥などが考えられます。
しかし、皮膚内分泌の病気や感染症、ストレスなどが原因になることもあります。
自己判断でケアをする前に、動物病院を受診して、まずは老猫のフケの原因を探りましょう。特に痒がっているときは要注意。原因に合ったフケのケアをすることが大切です。
猫のフケの原因は?
①セルフケア不足
歳をとるとどうしてもからだを曲げたり、首を伸ばしたりして舐めることがつらくなりがち。
そうなるとだんだん被毛はぼさぼさになり、汚れが付いたままでフケが出やすくなってしまいます。
②新陳代謝の低下と乾燥
老猫になると、新陳代謝の低下で皮膚が新しくなるサイクルが乱れてしまい、フケが出やすくなることもあります。
意外な原因が乾燥です。部屋のエアコンの風が当たるところで暖を取っていると、皮膚が乾燥してしまいます。
③病気や感染症が原因
なんらかの皮膚病や、感染症にかかっている可能性もあります。フケのほかに、痒がっている、毛が抜ける、皮膚に赤みがあるというときは、要注意です。
例えば「疥癬(かいせん)」やノミ、ツメダニ、ニキビダニなど寄生虫がいる可能性があります。ノミやツメダニは人間にも寄生し、大変痒いので早めの対応が必要です。
その他に皮膚糸状菌症といって、皮膚にいる糸状菌という真菌が増えることでフケが出ることがあります。免疫力が弱っている老猫や、多頭飼いでは感染しやすいので注意が必要です。
食事アレルギーやノミアレルギーなどで、痒みが生じてフケが出ることがあります。若いころは問題がなくても、老猫になってアレルギーが発症する可能性もあるので、注意しましょう。
また甲状腺疾患やストレスでもフケが出る場合があります。
病気や感染症は獣医師の指示に従う!
老猫のフケが急に増えたときは、動物病院を受診しましょう。自己判断でケアをして、かえって悪化させてしまう恐れがあります。受診したら、獣医師の指示に従うことが重要です。
激しい痒みや脱毛を伴うフケは、皮膚糸状菌症のような皮膚病や感染症、アレルギーの可能性が高くなります。受診した場合は、必ず獣医師の指示に従いましょう。
自己判断で塗り薬やサプリメントを与えないようにしてください。
弊社では事前相談も承っております。
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