若い犬、老犬に関わらず、飼い主が発見した場合に大きな不安にとらわれやすい症状の1つに「震え」があります。特に老犬が急に震えだした場合には、何かしらの疾患による可能性が高いため、自己判断で様子をみるにはリスクが高いといえます。
この記事では、老犬の震えについて考えられる原因、観察すべきポイント、飼い主がとるべき対応について解説します。
老犬の震え!考えられる原因
老犬に震えがみられたら観察すべきポインか
■意識ははっきりしているかどうか
呼びかけても反応がないなどの場合は、てんかん発作や脳炎などの可能性が高いと考えられます。ただ、てんかん発作の場合は大きな声で呼びかけると、さらに刺激を与えてしまい発作を長引かせてしまうことがあります。
飼い主が見ただけで明らかに単なる「震え」とは異なると判断できる場合が多いため、声をかけることはせずに動画などで症状を記録し、愛犬が落ち着いたらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。
■周囲の温度環境が適切かどうか
「温度が高い空気は上に、温度の低い空気は下へ」という性質があるということはご存じの方も多いと思います。
つまり、老犬が感じる温度は私たち人間よりも「低い」と考えられるため、もし夏の冷房が効きすぎた部屋や冬の寒い部屋の中で老犬が震えていたら、体温低下によって震えている可能性があります。
老犬がよくいる場所には温度計を設置して、常に温度を確認してあげると安心です。
■震え以外の症状はあるかどうか
足や腰など、からだのどこかを触ると嫌がったり、歩き方に違和感があったりするようであれば痛みを感じている可能性が高いと考えられます。
特に老犬は加齢により関節炎などの疾患にかかりやすい傾向が多いことから、できるだけ早く動物病院に相談することをおすすめします。
弊社では事前相談も承っております。
わからないこと・聞いておきたいこと等ございましたら、お気軽にいつでもお電話下さい。
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