犬がお水を吐いたら、飼い主さんはどうしたらいいのでしょうか。いきなり吐くと焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて犬の様子を観察しましょう。「ぐったりしている」「お水を飲むだけで吐いてしまう」「苦しそう」など、犬の状況によっては、なるべく早く動物病院を受診する必要があります。
そこで今回は、老犬がお水を吐く原因として考えられること、お水を吐いたらどうしたらいいか説明していきます。
老犬が水を吐く原因は
老犬がお水を吐く原因として次のようなことが考えられます。しかし飼い主さんだけで判断せず、必ず動物病院を受診してください。
■勢いよく水を飲みすぎた
夏場や運動の後などで喉が渇いていたため、勢いよく飲みすぎてお水を吐いてしまうことがあります。この場合には、吐いたあともケロっとしているのが特徴です。
■車酔い
車に酔いやすい犬は自動車に乗せると、お水を飲んでもすぐに吐いてしまうことがあります。車から降りると元気を取り戻すことが多いです。
■急性胃腸炎
胃腸の粘膜に炎症が起きたことによる急性胃腸炎でも、お水を吐いてしまうことがあります。胃の中のものを繰り返し吐き、下痢を伴うこともあるので注意しましょう。脱水を心配して水を飲ませると、さらに吐いてしまうケースもあります。
■巨大食道症
巨大食堂症は、食道が拡張し、食道の運動が止まってしまう病気です。食べたものや水を吐いてしまいます。この病気の場合は、緊急を要します。
■感染症
犬パルボや犬ジステンパーなど感染症の多くには、「吐く」症状が見られることも。激しい嘔吐や下痢など他の症状を伴う場合には、急いで受診する必要があります。予防接種を受けていない老犬はとくに注意が必要です。
■胃捻転のよだれ
胃の中のガスが発酵し、胃がねじれる胃捻転になった場合、吐こうとしても吐けずに大量のよだれが出てしまいます。よだれが出ているのを、水を吐いていると勘違いしてしまうこともあります。これは、非常に緊急性の高い病気です。
なるべく早く受診したほうがよい場合は?
犬が水を吐いたとき、状況によってはなるべく早く受診しなければならいケースがあります。次のような症状が見られたときは、急いで受診しましょう。また他にも気になる症状があったり、ちょっとでも変だなと思ったりしたら早めの受診をおすすめします。
■ぐったりしている、元気がない
吐いた後、ぐったりしている・元気がないというときは、なんらかの感染症や中毒、異物を飲み込んだ可能性があります。
■苦しそうにしている
明かに苦しそうにしているときも急いで動物病院を受診しましょう。熱中症や中毒、異物を飲んでしまったなどの可能性があります。
■何度も繰り返し吐く
何度も吐く場合には、感染症、脳の病気、胃腸疾患、中毒などさまざまな病気が考えられます。
■吐いたものに血が混ざる
胃の中の出血のほか、食道や口の中に傷があることでも血が混ざることがあります。写真を撮るか、吐いたものをもって動物病院を受診しましょう。
■下痢もしている
感染や中毒、胃腸炎などが考えられます。下痢が続くと脱水も進んでしまうので、早めに受診しましょう。
■お腹が膨らんでいる
お腹が膨れて苦しそうな場合は、大至急動物病院を受診する必要があります。とくに水を大量に飲んだあと苦しがっているときは、注意が必要です。
弊社では事前相談も承っております。
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