突然死は、自宅でまめに様子を観察していても、不調に気づくことが難しく突然亡くなってしまうことが多くあります。てんかん発作による痙攣で亡くなってしまう場合などもありますが、症例の多くは心臓病が原因となっています。
心臓病は、老犬の死因で腫瘍に次いで第二位についており、突然死を考える上で非常に重要な病気といえるでしょう。
今回は見分けが難しい、てんかん発作について解説します。
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突然死をおこすのは心臓病だけじゃない。てんかんにも注意!
痙攣をおこして倒れた時に、何が原因なのかわからないことがあります。倒れてしまうと心発作かと思いがちですが、実はてんかん発作の場合もあります。どのように見分ければよいのでしょうか。
■てんかん発作と心発作の見分け方
・てんかん発作の特徴
てんかん発作とは、脳にある神経細胞の異常な電気活動により引き起こされる発作のことで、突発的に神経系が異常に活動することで症状が起こります。手足をバタバタ動かす場合や、手足をピーンと突っ張りのけぞるようになる場合など、症状はさまざまです。歯をガチガチ噛み鳴らしたり、失禁したりする場合もあります。
てんかん発作の場合は前兆があります。一点を見つめていたり、そわそわと落ち着きなく歩いたりなどいつもと違う行動が起こることが多いです。また、発作が落ち着いた後は普段とあまり変わらない様子で生活することが多いのも特徴です。
・心発作の特徴
心発作の場合はてんかん発作の時のように予兆が起こらず、何か元気がないなという状態から発作が起こります。呼吸がはやい、舌の色が悪いなどの症状を伴うことが多いです。発作が落ち着いた後もぐったりした状態になり、命にかかわることもあります。
■てんかん発作と心発作は治療方法が異なる
てんかん発作と心発作では、起きている症状は似ていますが治療方法は全く違うので、しっかり診断することが大切です。発作が起きて落ち着いても、様子を見るだけでなく、必ず動物病院を受診するようにしましょう。
弊社では事前相談も承っております。
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