ペットとしての人気が高いフェレットですが、どんな病気に気を付けるべきなのか知っておきたいところ。
今回は、フェレットがかかりやすい病気、フェレットの病気を予防する方法を詳しく解説していきます!
フェレットがかかりやすい病気
フェレットの平均寿命は6~8年で、4歳を過ぎるとシニア期となります。
基本的なお世話は犬や猫と大差ありませんが、フェレットがかかりやすい病気についてもチェックしておきましょう。
■フィラリア症
フィラリア症とは、フィラリアに感染している蚊に血を吸われると感染し、活力低下・咳・呼吸困難などの症状を引き起こす病気です。
犬に多い感染症であるフィラリアですが、フェレットに感染すると犬よりも身体が小さいため重症化しやすい傾向にあるので、予防薬で感染対策をしておきましょう。
■耳ダニ症
耳ダニ症は、ダニが耳の中に感染して外耳炎を起こし激しいかゆみや黒褐色の乾いた耳垢が出るなどの症状がみられます。
主に若いフェレットにみられやすい寄生虫で、直接的な接触で感染するため、多頭飼育をしている場合は全てのフェレットを動物病院で検査してもらいましょう。
■インスリノーマ
高齢のフェレットによくみられる病気で、膵臓に腫瘍ができ過剰にインスリンが生産されてしまい低血糖を引き起こします。
高糖質・高脂肪の食事が長期間続くと腫瘍が発生しやすくなると言われており、完治しない進行性の疾患なので投薬などで生涯付き合っていく必要がある病気です。
寝ている時間が長い・意識の低下・よだれを垂らすなどの症状がみられ、副腎腫瘍を併発しているケースもあるので、異常を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。
■リンパ腫
フェレットのリンパ腫は発症率が高いといわれており、腹部リンパ節・肝臓・脾臓・骨髄などに発生し臓器の機能障害を起こすため、食欲不振や体重減少、嘔吐・下痢・貧血・黄疸・浮腫などの症状がみられる場合があります。
リンパ腫の治療には化学療法や放射線治療がありますが、進行性が早く早期発見・早期治療が重要です。
定期的な健康診断や血液検査が早期発見へと繋がるため、フェレットが高齢になったら年1~2回は動物病院で健康診断を受けると良いでしょう。
■副腎腫瘍
副腎腫瘍はフェレットによくみられる疾患の1つで、副腎が腫瘍化し左右対称の脱毛・貧血・排尿障害・異常な発情行動などの症状がみられます。
副腎腫瘍の治療には、手術による腫瘍切除や腫瘍細胞の増殖を抑制する薬物治療がありますが、早期発見と早期治療が重要です。
フェレットの病気を予防する方法
■炭水化物は最小限にする
フェレットの腸は短く餌の消化管通過時間が非常に短い上に、小腸には糖類を分解する酵素がほとんどないので過剰に摂取し続けるとインスリノーマの罹患率が増加する危険があります。
フェレットは元々完全肉食の動物なので、餌としては良質なタンパク質と脂肪、炭水化物は最小限で与えるのがおすすめです。
フェレットには食べ残した餌を巣に持ち帰って少しずつ食べる習性があるので、部屋の隅やお気に入りの場所に隠してしまう場合もあるので、餌を与える際には注意して見ておきましょう。
■誤飲・誤食に注意する
フェレットは非常に好奇心旺盛で、狭いところに入ってケガをしたり誤飲・誤食が多い傾向にあります。
なんでも口に入れて齧る習性があるので、フェレットに齧られて誤飲・誤食に繋がりそうなものは手の届くところに置かず、おもちゃもゴム製ではなくプラスチックや硬めの布製のものがおすすめです。
誤飲・誤食があると最悪の場合は消化管閉塞になり手術が必要になる可能性もあるため、部屋の中を散歩させる時は事故が起きないような対策をしましょう。
弊社では事前相談も承っております。
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