
【雑学】🐰うさぎ特有の病気!ソアホックとは?
- ペットの旅立ち福島店
- 3月31日
- 読了時間: 3分
ソアホック。
これはうさぎの足裏に起こる病気です。
足の裏(特にかかとの部分)の毛が抜け、その脱毛部分の皮膚が赤く炎症を起こし、潰瘍になる状態のことを指します。日本語では飛節びらん、足底潰瘍などと呼ばれることもあります。脱毛によって皮膚が露出してしまうので、表面に傷や炎症を起こしやすくなり、重篤化すると痛みを生じることがあります。
どう気付く?

普段からうさぎを抱っこしたり、触れ合う時間の多い方は、つるっとした脱毛に気づきやすいかもしれません。抱っこが苦手なうさぎの場合は、足の痛みが強くなり、引きずるようになるまでご家族の方が気付けない、ということもしばしばあります。
原因

うさぎの足裏には、肉球がありません。そのため、皮膚に直接的に地面や床材があたってしまいます。そのため、軽度の摩擦でも毛がすれて抜けやすくなります。通年起こりうる病気ですが、特に季節の変わり目など換毛期などの毛が少なくなる期間はデリケートになります。
皮膚の摩擦を起こしやすい原因として
・固い床材
・水や尿による足元の湿り気、衛生的でない環境
・肥満による体重の負荷
・生まれつき足底の毛が薄い体質
・スタンピングをする事が多い
・歳をとりケージ内であまり動かず、同じ姿勢で足底をついていることが多い
・長い爪(爪が伸びていると体重がかかとにかかりやすいため)
などが挙げられます。
どう予防できる?

■固い床材はNG!:
ご家庭のうさぎケージ、あるいは散歩をしているお部屋の床材はどのようなものですか?フローリングやケージの金網、プラスチックの板、目の粗いブランケットなどではないでしょうか?
足裏に負担のかからない床材の選択は、ソアホック予防において非常に重要なポイントです。おすすめは、滑りにくく、摩擦を起こしにくい物。たとえばジョイントカーペット(診察室の床材に使用中)やマイクロファイバーモール(お風呂場などでよく使われるにょろにょろした線維のマット)、かじり癖のないうさぎにはジョイントマットなどが理想です。ただし、治療の経験上、合う素材に個体差が多くあるようです。ぜひ色々な素材を試してみてください。
■衛生的な環境にする:
うさぎが元気にケージの中で動いていると、水皿を蹴飛ばしてしまうことや、尿が環境中に散乱することもしばしばあるでしょう。目に見えないレベルでの不衛生な環境から、皮膚の感染症などを発症し毛が抜けやすくなってしまう事があります。こまめなケージのお手入れを心がけましょう。
■肥満体にしない:
足は体重を支える重要な部分です。そのため、体重が増加することは、足にかかる負担をも増やし、摩擦を起こします。軽やかな足さばきを保つためには適切な体重の管理が必要です。ペレットやおやつの与えすぎに注意しましょう。
■スタンピングに注意:
うさぎがイライラしたときにみせる、スタンピング。通称「足ダン」。ストレスを感じるときによくみせる行為ですが、その力強い足踏みも、着地のときに摩擦を起こします。なるべくストレスフリーの環境を提供してあげましょう。
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