自宅で飼っていたペットが亡くなったのに、なぜ火葬はできないのでしょうか。ここでは、自宅でのペット火葬ができない理由を2つの観点から解説します。
🐾法律違反になるため
最も大きな理由に、自宅でのペット火葬は廃棄物処理法の法律違反にあたるためです。というのも、ペットの遺体は法律上では「一般廃棄物」に区分されています。
以前は家庭での一般廃棄物の焼却が認められていたため、自宅でのペット火葬を行う飼い主もいました。しかし、ダイオキシンなどの有害物質の発生させないために廃棄物処理法が改正されたことで、自宅でのペット火葬は法律上できなくなったのです。
🐾800~1000℃の温度が必要になるため
ペット火葬に必要な設備の用意が難しいことも、自宅でのペット火葬ができない理由の1つです。遺骨をキレイに残しつつ、うまく火葬するにはペットの種類や大きさに応じて800~1000℃の高温を調整しながら火葬できる火葬炉という設備が必要になります。
火葬炉でない場所で火葬した場合、ペットの遺体が中途半端に焼けてしまったり、周囲に悪臭や煙が充満したりするリスクが大幅に高まります。ペットとの最後のお別れがトラブルで台無しになってしまう、という事態にはなりたくないですよね。そのため、設備の用意ができないという観点からも自宅での火葬は難しいでしょう。
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